CDC(米国疾病対策センター)が発表した「Powerhouse Fruits and Vegetables(PFV)」に基づく野菜の栄養密度ランキングでは、以下のような順位付けが知られています。
🥗 CDCの「最も栄養価の高い野菜」ランキング(Nutrient Density Scoreによる)
CDCが評価した47種類の果物と野菜の中から、**17種類の必須栄養素(ビタミンA、B6、B12、C、D、E、K、カリウム、食物繊維、鉄、カルシウム、タンパク質など)**を含む量を、100 gあたりのカロリーに対して計算した点数でランク付けしたものです (CDC)。
順位上位の野菜は主に**葉物野菜やアブラナ科(クルシフェラス)**に集中しています (Senior Lifestyle, queenannenews.com)。
順位 | 野菜名(英名/和名) | Nutrient Density Score |
---|---|---|
1 | Watercress(水クレソン) | 100.00(満点) |
2 | Chinese cabbage(白菜類/チンゲンサイ) | 約 91.99 |
3 | Chard(スイスチャード/フダンソウ) | 約 89.27 |
4 | Beet greens(ビートグリーン) | 約 87.08 |
5 | Spinach(ホウレンソウ) | 約 86.43 |
6 | Chicory(チコリー) | 約 73.36 |
7 | Leaf lettuce(リーフレタス) | 約 70.73 |
8 | Parsley(パセリ) | 約 65.59 |
9 | Romaine lettuce(ロメインレタス/ロメスコ) | 約 63.48 |
10 | Collard green(コラードグリーン) | 約 62.49 |
— | その他にもトップ41に含まれた野菜多数 | — |
※ スコアは100gあたりの平均的な17栄養素の1日量に対する割合を基に算出し、カロリー比で調整されています (Senior Lifestyle, Food & Wine, ヤフー, CDC)。
🌱 主なポイント整理
- 1位の水クレソンは唯一の満点(100)で、特にビタミンK(約106%/カップ)・ビタミンA・Cなどを高濃度で含み、カロリー当たりの栄養価が非常に高いです (Senior Lifestyle)。
- そのほかチンゲンサイ、スイスチャード、ビートグリーン、ほうれん草も非常に高評価(スコアは86~91程度)で、特にビタミンA、C、Kやミネラル類が豊富です (Senior Lifestyle, Food & Wine, queenannenews.com)。
- ランキングの上位には葉野菜やクルシフェラス野菜が占めており、これらは抗酸化物質や抗炎症成分を含む点でも注目されています (queenannenews.com, Real Simple)。
✅ まとめ
- CDCが定義する「最も栄養価の高い野菜」のトップは水クレソン(水クレソン)。
- 続いて、チンゲンサイ(白菜類)・スイスチャード・ビートグリーン・ほうれん草などが高順位。
- 栄養価スコアは、17種類の必須栄養素を総合的に評価し、カロリー比で算出したもの。