日本国内における「ほうれん草」の季節変動を中心とした価格推移の概要

以下は、日本国内における「ほうれん草」の季節変動を中心とした価格推移の概要と、それを可視化したチャートです📈

📊 ほうれん草価格の推移(小売・卸売)

  1. 小売価格の最新傾向(直近数年)
  • 2025年時点の小売中央値は「199円/袋(約1束)」、平均は「216円」程度。最低価格は97円、最高は299円も記録されています (onedannote.com)。
  • 月別では、1月に価格が上昇しやすく、2~4月頃に一旦落ち着き、5~7月の傾向は安定しやすい。2025年7月1日時点では199円で推移中です 。
  1. 市場(卸売)価格の季節変動(大田市場など)
  • 東京・大田市場では、2025年5月の卸値は「442円/kg」で、前年同月(519円)に比べ15%安。通常、9月がピークで400円台後半~500円台、11月が谷(200円台)、5月にはその中間水準です (jp.gdfreak.com)。
  • 例年、5月から6~7月にかけて徐々に上昇し、7月は5月比+39%の傾向あり (jp.gdfreak.com)。
  1. 古典的長期推移データ
  • 1970〜1996年の1kg価格は、1970年に132円から、1980年に427円、1990年に624円と上昇後、1996年は640円前後で推移 (nbakki.hatenablog.com)。

📅 季節ごとの目安価格チャート (2025年想定)

価格(円/kg or 円/袋)

600 ┤
500 ┤                     /¯¯¯¯¯¯¯ 
    │                   /
    │                  /
400 ┤            ┌──/─ 519(2024年5月)
    │            │
    │            │442(2025年5月)
300 ┤   /¯¯¯───┘
    │ /
200 ┤─┴────────────199(2025年7月1日)
    │
    └────────────────── 月
     1  3   5   7   9   11
  • 1月:収穫減による高値期(市場価格は500円以上、小売200円台後半も)
  • 3~5月:供給増でやや価格落ち、5月市場442円、小売200円前後
  • 6~7月:再び上昇傾向、卸売で6〜7月は5月比+39%程度に上昇予想
  • 9月:ピーク市場500円後半〜600円前後
  • 11月:価格の谷、市場200円台前半まで下落

✅ 要点まとめ

  • 小売価格は年間を通じ200~300円/袋が目安
  • 卸売市場では季節により幅広く400円〜600円/kgの変動あり
  • 特に9月がピーク、11月が最安、1月も高値期

こちらは直近5年(2021~2025年)のほうれん草価格推移の概要とチャートです。小売価格(全国スーパー実売、単位:円/kg)と、東京・大田市場の卸売価格(月平均、円/kg)を比較しています。


📈 小売価格の推移(全国スーパー平均)

出典:小売物価統計調査と調査サイトによる全国スーパー平均価格データ(jpmarket-conditions.com)

年月小売価格(円/kg)
2021年3月645
2022年3月約817 (1月基準)
2023年9月1,671(ピーク)
2024年平均1,142
2025年4月874
2025年5月904
  • 最安:645円(2021年3月)
  • 最高:1,671円(2023年9月)(price.w3g.jp)
  • 2025年は概ね850~900円/kgで推移

📦 卸売価格の推移(東京・大田市場)

出典:大田市場における月別平均卸価格(2021–2025年)(jp.gdfreak.com)

2023年2024年2025年過去5年平均
1月579484686566
2月510442597452
3月420568475449
4月536529490506
5月442519442450
6月499459475
7月652716662
8月898997889
9月1,0641,074941
10月695699635
11月405577446
12月441674495
  • 旬のピーク:**秋(8月~9月)**に950~1,100円/kg
  • 最安:**冬~初春(1〜3月)**に450~600円/kg
  • 2025年1–5月は例年より高く推移、特に1月の686円/kgは前年・平年を上回る(maff.go.jp)

🔹 年次全体推移チャート(概念図)

小売(青)/卸売(赤)

1800│      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄青=小売
     │     /
1400│    /       ●2023-9最高1,671
     │   /
1000│--/-----●2025-5=904
     │        ●2025-4=874
 600│●──冬季卸686(2025-1月)
     │  \      
 400│   \     秋卸1100
     │    \夏卸~900
 200└─────────────────
      Jan  Mar  Jun  Sep  Dec

✅ 要旨まとめ

  • 小売価格:2021年最安645円/kg → 2023年9月にピーク1,671円 → 2025年春は850~900円水準。
  • 卸売価格:冬〜初春450〜600円/kg → 夏以降800〜1,100円/kg → 特に8~9月が高い。
  • 1月は寒気による生育遅れと資材コスト増で価格高騰傾向(2025年は例年より高かった)。

🛠️ チャート作成のご案内

以下に、2020年1月から2025年5月までの月別価格推移をまとめたチャートをご提案します。元データは以下の通り:

  • 全国の小売(消費者物価指数):2020年を100とした月次CPI指数。最小70.1(2021年3月)、最大181.2(2023年9月)(jp.gdfreak.com)
  • 東京・大田市場の卸売価格:月別平均(2020~2024年の中央値)、2025年1~5月実績(jp.gdfreak.com)

📊 価格推移チャート(例示)

指数/価格      CPI指数(青)      卸売価格(赤, 円/kg)

200 ┤                  ●2023-09:181.2
    │               /
150 ┤      /¯¯¯¯¯¯
    │     /
100 ┤●2020-01=100─────────────
    │     \             ●2025-05卸=442円
 50 ┤      \     ●2021-03卸=???   ●2025-01卸=686円
    │       \/
  0 └─────────────────────────────────
     2020           2023            2025
  • CPI指数(青):2020年1月=100から、2021年3月の70、2023年9月の181.2など、大きく変動
  • 卸売価格(赤・円/kg):夏~秋にかけて高く、冬〜春は安く変動。例:2025年1月686円、5月442円(jp.gdfreak.com)

✅ 解説

  • 2021年3月:小売CPIが最低(70.1)、小売価格の大幅下落も示唆
  • 2023年9月:小売CPIが最大(181.2)、小売価格がピークを記録
  • 卸売価格:例年通り、冬〜初春(1–3月)は安値圏、夏〜秋(8–9月)にピーク。2025年は特に1月686円と例年より高め、5月442円で平年並(jp.gdfreak.com)

🛠️ 実際の月次チャートの作成

以下の手順で、ExcelやGoogleスプレッドシートで実データを可視化できます:

  1. CPIデータ:月次指数(2020年1月〜2025年5月)を取得する。
  2. 卸売価格:2020〜2024年の月別平均と、2025年1〜5月実績値を収集。
  3. グラフ作成
  • X軸:年月(2020‑01〜2025‑05)
  • 左Y軸:CPI指数(青折れ線)
  • 右Y軸:卸売価格円/kg(赤折れ線)

「199円/袋(約1束)」という表記における 「1束」 の重さは、一般的に以下のように扱われています:


🧺 一般的なほうれん草の「1束」の重さ

種類内容量(目安)
スーパー市販200g前後(150~250g程度)
JAや直売所250g前後(しっかりサイズ)
小束・簡易袋100〜150g程度(特売品や簡易包装)

✅ よく使われる表記例(日本国内)

  • スーパーや生協のパック入りほうれん草は「1袋=200g」が最も多い
  • 業務スーパーや大型スーパーなどでは「250g入り」も流通している
  • 逆に簡易パックでは「150g入り」で販売されているケースもあり

🔍 結論(質問の回答)

「199円/袋(約1束)」の “1束” はおおむね 200g を指していると考えてよいです。

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